あらすじ
いじめられていた子だぬきを、馬方が助けた。
その夜、子だぬきが馬方の家に恩返しに来た。そこへ家賃の取立てに来た大家。
どうにか待ってもらえるよう話をつけたが、子だぬきが自分がお金に化けるから大家の所へ持って行けと言う。背に腹は変えられず、持って行く馬方。
持って行ったお金に大喜びの大家だったが
「このお金、なんだかたぬき臭い」と、かじったり、舐めたり、壁に打ち付けたり。
そのあと、傷ついた子だぬきが馬方の所へ帰ってきた・・・。
東北地方に伝わるお話。
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このお話に思うこと
父たぬきに、「自分の出来ることを一生懸命して来い」と言われ
叩かれても一生懸命<恩返し>をする一途な子だぬきの姿は、笑いの中に涙を誘います。