賢治の作品には生まれ育ってきた岩手の自然を背景に、いろいろな生き物が生き生きと登場します。
作品の中に描き出される空気の冷たさや光の眩さ、風の匂いまでもが読み手に伝わってきます。
そんな賢治独特の洗練されたリズミカルな言葉を、この芝居では目と耳と思考をもって味わってみて下さい。
また新しい賢治作品の素敵な一面に出会えることでしょう。
● 注文の多い料理店・序
● 宮澤賢治ってどんな人?
原作 宮澤賢治
演出 いのこふく代
美術 倉本政典
脚色 児玉俊介
宣伝美術 野田ヒロト
・ ゲーム感覚で子どもたちに楽しんでもらいながら、表現することを感じてもらいます。
例)言葉を使わないで、相手にお題を伝えるゲーム。
例)一枚の写真のように風景をチームで作り、それは何をしているところなのか
あるいは、どこなのかを当てるゲーム。
・ 参加者は、芝居の「どんぐりと山猫」のどんぐりになって出演してもらうので
ワークショップ後半は、自分のセリフを考え、役者と一緒に芝居の稽古をする。
* ワークショップを通して「表現」することを体験し
「個々の違いを認めるこ とが、表現の豊かさにつながる」面白さや喜びを得る。
*「どんぐりと山猫」の裁判の場面を創る中で、友だちと のコミュニケーションを感じる。
タイムテーブルの例はコチラ。
芝居に参加のための稽古をしますので、タイムテーブルでは、「語り芝居 銀河から野原から」より、
「表現ワークショップ」が先になります。
上演の様子(クリックで拡大)
上演にあたって
「語り芝居・・」となっていますが、役者は動き回り、走りながら、<注文の多い料理店>を原作のまま語っていきます。<どんぐりと山猫>は、ワークショップ出演者に参加していただきますので、原作に近い形の語りになっています。他の観客の皆さんにも、少し参加していただき、皆で芝居を創っていく楽しさを感じていただけたらと思っています。
舞台セットは、ほとんどありません。
主催の方に、椅子12〜13・机5(学校にある、できれば木で出来ているものがありがたいです)を用意していただきます。それとむう手作りのいらない布で三つ編みしたロープ。
装置はこれだけです。役者の身体でどれだけのことができるか、そして、参加してくださる方とのコミュニケーションをどれだけとることができるか・・・役者にしてみればなんともおそろしい芝居です。
ただ、今まで二年半やってきて、好評です。はい。
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